お蕎麦屋さんに行った時の一つの楽しみが『蕎麦湯』。
蕎麦の香りと優しいだしの風味がホッと一息つかせてくれますよね。
ただ、美味しいからと言って蕎麦湯の飲み過ぎには注意が必要です!!
実は、蕎麦湯には太る可能性や飲み過ぎによるデメリットもあるので、その理由を徹底調査しました!
気になるカロリーについてももちろん調査済!
また、蕎麦湯がもつ優れた栄養素も紹介していきますね♪
蕎麦湯は太る?カロリーは意外に高い!?
蕎麦湯は本当に太るのか!?その真偽やカロリーと太らない飲み方を紹介!
蕎麦を茹でた後の茹で汁でもある『蕎麦湯』。
そのカロリーは、 湯飲み茶碗1杯あたり7kcalなので、高くはありません!
蕎麦湯には、蕎麦が茹でられた際に流れ出た栄養素が豊富に流れ出ているので、飲むこと自体は非常にオススメなのですが、そばつゆで割って飲むとそばつゆのカロリーがプラスされてしまうんですね。
よって、ダイエット中の方やカロリーを控えている方は、そばつゆで割らずに蕎麦湯を楽しむことをオススメします。
では、蕎麦湯にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?
蕎麦湯に流れ出た優れた栄養素について詳しく見ていきましょう。
必見!!蕎麦湯に含まれる優れた栄養素!!
まず、蕎麦湯に豊富に含まれている栄養素は『ビタミンB群』です。
ビタミンB群は水に溶けやすい性質をもっているので、蕎麦から流れ出た蕎麦湯で摂ることがおススメです。
・「疲労回復のビタミン」とも呼ばれ、糖質の代謝を良くする『ビタミンB1』
・「美容のビタミン」「発育のビタミン」とも呼ばれ、脂質を燃焼させてエネルギーや細胞の代謝を良くしてくれる『ビタミンB2』
・「ビタミンB3」とも呼ばれ、糖質や脂質を燃やしてくれたり、二日酔いの原因であるアルコールを分解してくれる『ナイアシン』
・「ビタミンB5」とも呼ばれ、体内でエネルギーを作り出し、ストレスへの抵抗力をつけてくれる『パントテン酸』
ビタミンB群は摂取しても、尿で排泄されるため毎日意識して取り入れたい栄養素なんですよ。
美味しく手軽に蕎麦湯でビタミンB群が摂れるなんて、まさに一石二鳥!
ご存知の通り、タンパク質は3大栄養素の一つで、私たちの体に欠かせない栄養素です。
蕎麦湯に含まれるのは植物性タンパク質で、動物性のタンパク質に比べると脂質が少なく低カロリーなのに脂肪燃焼効果が高いんです。
さらに、タンパク質の栄養価を示す指標である『アミノ酸スコア』も『92』と高い、良質なタンパク質です。
ミネラルの一種である『カリウム』は、体に不要な塩分(ナトリウム)を排出してくれる働きがあり、むくみ予防に効果的な栄養素です。
他にも高血圧を予防したり、筋肉を正常に保つ働きもカリウムにはあります。
蕎麦湯には水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維には、善玉菌を活性化させ便をやわらかくする働きがあるので、ダイエット中の方や便秘がちな方におススメです。
でんぷんは、血糖値が上がりにくく太りにくい特徴があります。
しかも1度体内に摂り入れると効果が1日続くのも特徴です。
ルチンは、ポリフェノールの一種で、穀物ではそばだけが含んでいる貴重な栄養素です。
ルチンには、ビタミンCと共に毛細血管を強化する働きや生活習慣病の予防・改善、認知症の予防などに働きかける栄養素ですが、実は蕎麦が含んでいる天然のルチンは、水に溶けない性質があります。
しっかり、蕎麦をいただいてルチンも摂りましょう!
続いて、蕎麦湯の飲み過ぎによるデメリットを調査してみました!
美味しい蕎麦湯を健康的に取り入れるポイントなので、チェックしてくださいね。
蕎麦湯の飲み過ぎはダメ?デメリットを徹底調査!
ついつい美味しいからと飲んでしまう蕎麦湯ですが、飲み過ぎは次のようなデメリットがあります。
詳しく解説していきますね。
蕎麦は、種類にもよりますが100gあたり約2.2gの食塩が含まれています。
つまり、蕎麦湯には蕎麦から流れ出した塩分が含まれています。
さらに、その蕎麦湯をそばつゆで割って食べるとより塩分がプラスされます。
塩分が高いと『むくみ』につながります。
むくみは、『体がだるい』『体が重い』『疲れが取れにくい』などの症状をはじめ、脂肪がつきやすくなり、太る原因にもなります。
美味しい蕎麦湯も飲み過ぎは禁物ですよ。
食塩が流れ出た蕎麦湯を飲み過ぎると、血圧が上昇してしまうデメリットもあります。
人は、塩分を摂り過ぎると塩分濃度を下げようと体内に水分が溜め込まれます。
そのため、心臓に送り込まれる血液量が増え、血管にかかる圧力も高くなり、血圧が高くなるのです。
さらに、高血圧の状態が続くと『脳梗塞』『くも膜下出血』『心臓病』『腎臓病』などの病気の引き金にもなり兼ねません。
蕎麦湯に含まれている『カリウム』は、ナトリウムを排出してくれますが、腎臓の機能が低下している人はカリウムの摂取量に制限があるため注意が必要です。
同じく、糖尿病の人も蕎麦湯に含まれている糖質を摂り過ぎる危険があります。
糖質の摂り過ぎは血糖値が高い状態が続き、糖尿病の3大合併症である『神経障害』『網膜症』『腎症』を引き起こす可能性もあります。
このように蕎麦湯を飲み過ぎると様々なデメリットがあります。
『カリウム』や『糖質』については蕎麦湯自体に含まれるものなので、摂取量を考えて飲む必要がありますね。
塩分によるデメリットが気になる方は、蕎麦湯をそばつゆと割って飲むことは止めて、蕎麦湯のままで味や香り・風味を楽しむのも1つの手かもしれません。
まとめ
蕎麦の香りや風味を楽しめる蕎麦湯は、カロリーが低く栄養素も豊富であることが分かりましたね。
しかし、蕎麦に含まれる塩分や糖質、そばつゆと割った時にプラスされる塩分など気をつけるべきポイントもあります。
蕎麦の栄養を存分に活かすためにも蕎麦湯の飲み過ぎには気を付けて、美味しくいただきましょうね♪