春の和菓子と言えば甘いあんこと葉っぱに少し塩気のある『桜餅』。
しかし、桜餅には関西風の『道明寺桜餅』と関東風の『長命寺桜餅』があります。
では、この2種類の桜餅、どちらが人気でどのような地域分布なのでしょうか?
今回、『道明寺』と『長命寺』ではどちらが人気なのか?そして、どっちも食べてみたいという方のために、桜餅のお取り寄せ情報も調査しました!
桜餅の道明寺と長命寺はどっちが人気?
まず、桜餅の『道明寺』と『長命寺』とはどういうものなのでしょうか?
道明寺・・・関西発祥の『道明寺粉』というもち米をもとにした粉を使用して、あんこを包んだ桜餅
長命寺・・・関東にある長命寺発祥で、原料の小麦粉をクレープのように平たく焼いてあんこを包んだ桜餅
どちらも周りには塩漬けにした桜の葉っぱを巻くのですが、この桜の葉っぱ、道明寺は食べられることが多く、長命寺は食べないことが勧められているという違いもあります。
ではこの道明寺と長命寺、どちらが人気なのかと言うと、
『道明寺』が人気であることが分かりました!!
やっぱ桜餅は道明寺粉しか勝たん(関東人です) pic.twitter.com/XlgtkRFHhb
— しゃけ (@little_salmon_) February 4, 2023
道明寺桜餅は、関西発祥ということもあり関西では好んで道明寺桜餅が食べられています。
さらに、中国地方・四国地方・九州地方など関西の西側でも道明寺桜餅が指示でされています。
そして、北陸地方や愛知県・岐阜県も道明寺桜餅が支持されているのですが驚くことに関東を飛んで東北地方の宮城県や山形県・青森県の一部・北海道でも道明寺桜餅が支持されているのです。
関西発祥の桜餅が北海道の方にまで支持されていることには驚きますね。
そして、長命寺桜餅は、発祥の関東地方をはじめ東北地方や山梨県・静岡県・長野県・島根県・鳥取県の一部で支持されています。
つまり、全国的に見ると道明寺桜餅が人気であるというわけですが、みなさんはどちらの桜餅がお好みでしょうか?
関東と関西の桜餅と言われるにも関わらず、間の地域を飛んで支持されている理由も気になりますよね?
そこで、ここからは道明寺と長命寺のより詳しい分布と地域が飛んで支持されている理由にも迫っていきたいと思います!
桜餅の道明寺と長命寺の分布は?
桜餅の地域分布を見てみましょう!
『関西風の道明寺』
関西
中国地方
四国地方
九州地方
北陸地方
愛知県
岐阜県
東北地方の一部
北海道
『関東風の長命寺』
関東地方
東北地方
山梨県
静岡県
長野県
島根県
鳥取県の一部
このように分かれています。
もちろん、同じ都道府県でもこの結果と異なる桜餅を好む方もいらっしゃると思います。
ただ、こう考える方もいるのではないでしょうか?
その理由を調べてみると、かつて瀬戸内海から日本海経由で北海道と交易があったことから、関西発祥の道明寺が東北地方や北海道に伝わったと言われています。
また、島根県と鳥取県の一部に長命寺が人気である理由は、江戸時代に各藩主が江戸に出仕させる制度『参勤交代』の際に持ち込まれたという理由や島根県にある出雲大社には江戸や東日本からの参拝客が多かったため、参拝者に合わせて桜餅を長命寺にしたという理由があります。
桜餅の地域分布一つをとっても深い歴史があるのは面白いですね。
桜餅の話をしていると『食べたい!』と思われた方も多いと思います。
おっしゃる通り、私も長命寺を食べてみたいのですが『近くには売っていない…。』という私のような方のために、最後にお取り寄せ情報を調査してみました。
桜餅の道明寺と長命寺それぞれのお取り寄せ方法を徹底調査!
元祖桜餅で有名なお店が『長命寺 桜もち 山本や』。
まずはこちらのお取り寄せができるかどうかを調べてみました。
名前でも分かるように『長命寺』のお店なのですが、長命寺 桜もち 山本やの桜餅は添加物が一切入っていないこともあり、お取り寄せできません!!!
そこで長命寺桜餅のお取り寄せができるオススメのお店を2店舗ご紹介します!
長明寺桜餅がお取り寄せ可能のおすすめ店2選!!
創業1931年の梅月園の桜餅『さくら葉餅』は、贈り物や手土産としても人気で、もっちりとした生地と滑らかできめ細かな小豆あんが特徴です。
お取り寄せの場合、6個入りが1,980円(税込)・10個入りが2,880円(税込)となっています。
手焼堂の桜餅『さくら満開餅』は、さくら風味のさくら餡が特徴で口の中でも満開の桜を楽しめると人気です。
お取り寄せの場合、5個入りで1,250円(税込)となっています。
次に道明寺桜餅のお取り寄せできるお店をご紹介します!
道明寺桜餅がお取り寄せ可能のおすすめ店2選!!
道明寺粉のつぶつぶ食感を楽しみながら、北海道産の小豆の甘みと香りを楽しめるのが特徴です。
お取り寄せの場合、6個入りが1,199円(税込)となっています。
道明寺粉は使用していませんがお菓子工房 幸ふくの『幸ふくだんご 桜もち』は、団子タイプで、一口サイズで食べられるので、お年寄りやお子様でも食べやすい特徴があります。
1本160円(税込)となっています。
ぜひみなさん試してみてくださいね。
まとめ
みなさんが普段食べられている桜餅は、『道明寺』『長命寺』どちらでしたか?
桜餅と言っても、歴史や地域が異なることが分かりました。
ぜひ、これから桜餅を口にする際は歴史や文化を感じながら楽しんでみてくださいね。
また、今まで知らなかった桜餅もぜひお取り寄せで楽しんでみてくださいね。